2015年 04月 26日
今の静岡文化芸術大学に赴任してから,英語以外を読み書きする機会がないと思っていたので,自分の語学リハビリのために開きます.けれど,開けば他の人にも効用をお分けできることがわかっているので,学内公開にします.学内の図書館が受け入れているのに利用頻度が低い海外雑誌を活用するという副次効果もあります.学内では割とイタリア語志向が強くて,当初読みたいと思っていたフランス語が読める可能性は低そうですが,自分としてはイタリア語の勉強になるなと.ほかの言語もドンとこいという姿勢ですが,そういう人が来るかどうか……? それよりも英語が動機という人が主でしょうし,それで構いません. さらに学外の方を受け容れる用意ができたら,火曜の18時以降辺りが有力候補になってくるのかな,そのときは遠友夜学校のパクリで遠州夜学校とでも名前つけよう.──と考えたため,ポスターのデザインは少しだけ開拓使風味です(北海道大学のデザインはあるんですけど札幌農学校のデザインってほとんど残っていないんです.また青はもちろんSUACブルー=C100M85).天内家オフィシャルドリンクのラベルと似ているのは歴史的な経緯からすれば必然ですが,思いとしては偶然です. #
by d_ama
| 2015-04-26 09:01
| institutions
2015年 03月 16日
自分の研究と自分の研究室とは,重なるけれども同じではない,ということを念頭に,浜松における自分の役割とでもいうべきものを書いてみました.実際に学内で,このまま使われるとは限りませんが……. デザインの理論・歴史ゼミ デザインの理論と歴史そのものを探究する学生に加え、論理や知識や言葉を伴った、根拠のあるデザインを志す学生を、ジャンルを問わず歓迎します。読書と実技を往復しながら積み重ねていくことで、ジャンルの違いも社会変化も国境も乗り越えられるデザイナーを輩出し、また現場とつながりをもった理論を築くことが目標です。 #
by d_ama
| 2015-03-16 13:23
| institutions
2015年 03月 06日
別々の仕事をしていたつもりですが,タイミングが重なって連続したものにみえてくるのは,編集者のお仕事の賜物です.実際にテーマとしてもかなり重なっていて,例として挙がっている時代と地域が異なるということかもしれません. 乾久美子(ゲスト)+南泰裕+天内大樹+市川紘司「〈建築理論研究 07〉──クリストファー・アレグザンダー『形の合成に関するノート/都市はツリーではない』『パタン・ランゲージ』」,『10+1 website』,http://10plus1.jp/monthly/2015/02/-07.php,2015.2. 天内大樹「サステイナブルな芸術の共同体──山口文象ノンポリ説からみたRIAの原点」,『10+1 website』,http://10plus1.jp/monthly/2015/03/issue-04.php,2015.3. #
by d_ama
| 2015-03-06 20:19
| books / studies
2015年 02月 24日
以下のワークショップを行いますので,特に文芸大生の方を中心に,ご参加をお待ちいたします. どうぞよろしくお願い申し上げます. ──── 静岡文化芸術大学デザイン学部 天内研究室主催ワークショップ 「錯視ブロックを組み立てて、見る」 テーマ:立体物における表面装飾の効果 概要:錯視ブロック(レゴブロックの表面に、錯視を生じさせるパターンを 貼付したものです)を使って立体を組み立てます。 表面に施される装飾──建築であまり取りあげられてこなかった要素を、 体験を通して考えます。 日時:2015年2月28日(土)13時~17時半 場所:静岡文化芸術大学 1階自由創造工房 (南側正面口の左側) 募集人数:最大20名まで 申込方法:名前,連絡先をinfinity2014 [at] googlegroups.comへメール 申込〆切:2月25日(水)24時 参加費:なし #
by d_ama
| 2015-02-24 14:25
| events / art
2014年 08月 08日
次の4月から天内は,「静岡文化芸術大学デザイン学部デザイン学科」に所属となります(空間造形学科,生産造形学科,メディア造形学科の統合によるもの).そこには5つの領域が設定され,天内はそのうち「デザインフィロソフィー」領域に入る予定です(他にはデザイン産業論,ユニヴァーサルデザイン,CAD/CGなどの先生が入ります.純粋にフィロソフィーと呼べるのは,天内ですらそもそも怪しいですが,それくらい). デザインフィロソフィーって何? という高校生のために,オープンキャンパス向けに絵本を作った(学生に作ってもらった)ので,その原稿を曝します(実際の絵本はさらに変わっているので).いつか曝した某企画のボツ原稿もこのためのものでした. ──── ものをデザインするかもしれない. 情報をデザインするかもしれない. 空間をデザインするかもしれない. おそらく,あなたがこれからデザインする対象はこれから多岐にわたるし,特定のジャンルにとどまらないし,全体としてどう呼べばいいかも判らなくなる. 特定のツール(道具)の使い方を学び,それらに慣れることはもちろん重要だ. しかしこれからの社会で,特定のものだけで仕事が続けられるとは限らない. 「それはデザインしたことがないからやらない」ではなく,「そもそもそれがどういうものなのか,作ってみないと誰も解らない」という新しさへ. 今想像できるものとはちがうかたちの仕事に向けて,自分が持ち込めるツールは何だろうか. SUACのデザイン学部は,デザインの対象で学科を分けることをやめました. 卒業制作に向けて,まず専門家(教員)の下で,特定の領域に関する素養を身につけることは大切です. 一方,いつでもデザインの対象が入れ替わる,あるいはデザインの領域そのものが変化することにも積極的になってほしい──これが学科を分けなくした理由です. そんな新しい世界に持っていけるツール. 考えること.考え続けること. 解決して終わりにしないこと. 考え方そのものを鍛えること. ──それを私達は,フィロソフィー(哲学)と呼ぶことにしました. #
by d_ama
| 2014-08-08 20:22
| institutions
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