2008年 05月 20日
初めての実戦で館に攻め込んだが,主な戦いになっている部屋より奥に勢い余ってきてしまった.剣を持って刃向かってくる女がいる.刃向かってくる女は個人的には好きだが,放っておくともちろん刺される.忍びないけど剣を交えるが,こちらは初実戦のため,基本的に下手.気の迷いも手伝っていたのだろうか.かなりてこずってしまい,最終的に涙を呑んで斬った,というより刺した.右手中指にほんの少し相手の刃が当たっただけだった. しかしその頃には戦いの趨勢は決まっていたようだ.もちろん,こちらが勝っただろうと余裕綽々だったが,様子がどうもおかしい.敵方らしい侍が縁側を歩いているようだ.敵方,高なんとか氏のふりをして余裕を見せながら歩き,川に落ち込んでいく斜面に向いた側の窓から飛び降りる.その間にすれ違った館の女が,どうも気付いたらしい.あらゆる傷を怖れずに,川岸へとぐんぐん飛び込み,川に沿って洞窟に逃げ込む.攻め込んだのはすでに夜だったが,明け方はまだ遠い. 洞窟の入口脇に逃げ込んで息を潜めていると,捜索隊がやってきたようだ.相手は4人.うち2人は鉄砲を構えている.津軽にまで鉄砲が広まっているのだから,きっと1560年前後.小豪族同士の小競り合いで,一人の敵方を追うための捜索に用いているのだから,江戸幕府開府前後かも知れない.向こうは近接した白兵戦を想定していないということだからチャンスなのだが,初実戦なのに4対1はきつい.涙を呑んで,隠れ続ける.天内氏を再興するには,僕自身は元々天内ではないのだが,生き続けねばなるまい.しかし戦果が女一人とは,恥ずかしくて口にできないだろう. ──という夢.僕はそれほどまでに「天内」だったのか? 元々天内ではないとは,後に「天内」を勝手に名乗るということだろうか.
by d_ama
| 2008-05-20 15:05
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