2006年 10月 14日
つまり,雑多な話題の集積体,かつ自分向け備忘録になりつつあるということです(最初から?). 所定の時間に起きられたのは,携帯のアラームが鳴ったときに,すでにメールが入っていたから.お気遣いありがとう. 絶賛司会進行中の学部3年ゼミは,夏学期は基本的に「スィーパに任せっきり,スィーパの出番までは放置」というディフェンスを布いていたが,扱うテキストが美学から芸術学に移行したことに伴い,多少攻撃的に守ってみた.3年生の顔を見ただけでは名前が思い出せず,名簿を見て久しぶりにシナプスをイオンが通ったみたい.ごめんなさい. しかし睡眠不足もあって,クリスティアン・ヴォルフに関する小田部先生のご発表はぎりぎり理解できた程度,コロキウムでのジュール・ラシュリエに関する村上さんのご発表は,理解に必要な文脈が動員できず.太田さんの論文紹介"European Musical Terminology and the Music of Africa"はタイトルからして『言葉と建築』の音楽バージョンの話で,アフリカ音楽の理解に際して適用できたりできなかったりという話なのかと思ったが,違ったらしい.Ethnomusicologistが,全世界的にある範囲に生まれた世代に始まるという図式を提示している割に,その根拠は不明瞭(だってその世代のPrecursorsという区分も図式に入っている).ふと思ったが,親子関係に関する「世代」は確かに30年ごとに切るのが普通だが,アカデミックな「世代」論は20年ごとがちょうどよいのではないか.といいつつ僕の20歳上を考えると,ちょうど坂牛先生,小田部先生くらい.特に哲学の不得意な不肖の弟子を持ってしまった小田部先生には,結果で報いなくちゃなあ,と思う. 帰ってきてベッドに倒れ込むが,起きてコンピュータを開いたら愕然とした(仄めかしは倒れ込む前に受け取っていたが,自分の知り合いの話だとは思わなかった).開成の同窓生で,地殻内部,高温高圧下での化学を研究していたらしいF君が,共同実験か何かの出張先・愛媛で突然客死したらしい.日曜夜の予定を多少ずらせるだろうか(H本君向け個人連絡). 400人の同窓生のうち初めてではないが,僕の話したことのある人たちの中では初めてじゃないだろうか.これからも思わぬときに知己が欠けていくのだろう.以下は公式ステイトメント.開成の人だけ見ておいて下さい. ──── 緑組の福良哲史君が、10/10に急逝されました。 詳細に関しては以下のページをご覧ください。 http://www.eqchem.s.u-tokyo.ac.jp/memorial.html http://www.geocities.jp/chikaku_kagaku/ 福良君の急逝に際し、お別れ会が開催される運びとなりました。 会場:平安祭典高円寺会館(JR高円寺駅北口より徒歩3分) http://sougi.bestnet.ne.jp/heiankoenji-tokyo/ 日時:10/15(日)16:00から19:00まで お別れ会に際し、お花を出す事を希望される方は、土曜16:00までに平安祭典高円寺会館まで直接御連絡ください。 平安祭典高円寺会館 住所 1660002 杉並区高円寺北2-1-7 tel 03-3339-1101 お忙しいとは思いますが、みなさま御参列ください。 お別れ会に際し、緑組の方にはぜひ福良君作曲のエールを歌っていただきたいと思います。宜しくお願いいたします。 心からお悔やみ申し上げご冥福をお祈りいたします ──── 心の中でヴァーチャルに対話できるほど親しくはなかったが,会えば話せる程度の関係だった.勝手ながら,本人にとってやり残したことが多かったと推察する(僕と同じD2だ).そこが何より残念だ. こういうときに限って知ってる会場.場所に記憶が積み重なっていくが,それはもはや彼についての記憶とはいえない. 緑組エールを聞きに行こう(僕は黄組だから歌えない).エールする相手は,残された我々かもしれない.
by d_ama
| 2006-10-14 03:21
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