2005年 10月 26日
東京府美術館の時代 23/09/05 - 04/12/05 東京都現代美術館(月曜休館) 非常に残念でした.秋葉原の旧練成中学校,現D−秋葉原テンポラリーで開かれていたスイス・デザインについての展示と,ジャン・プルーヴェについての展示を見そこなっていました(もちろん,会場となっている校舎のリノヴェーションもみたかったのです).今日までやってると思っていたのですが,日曜までだったのですね.駒場図書館に本を返してから渋谷駅で最寄駅はどこかな(末広町と湯島と上野広小路の間みたいです.秋葉原で降りると少し歩くようです)とフライヤを見ていて,気付きました. そこでちょっと迷った後,清澄白河に行くことに決めました.イサム・ノグチは札幌芸術の森美術館で見たので,お目当ては「東京府美術館の時代」展.岡田信一郎の設計した東京府美術館の建物や,岡田信一郎という人物についても,厚く言及されるもの,と思っていたのです.甘かったですね.ほぼ全て,美術特に絵画のことが扱われ,建築についてはごくわずかな言及に終わっていました. またテーマ上は東京府美術館という建物を機軸にした展示だったので,取り上げられた4つの展覧会(第一回聖徳太子奉賛美術展1926,紀元二千六百年奉祝美術展覧会1940,日本アンデパンダン展(読売アンパン)1949-1963,東京ビエンナーレ1970)を連関づける試みは展示にはなかったですし,展示された作品を取り巻く文脈についての解説も一切なし.そうした解説は全て図録に収められているようです(未読).だから展示そのものに関しての感想は,実はあまりありません.忙しく通り過ぎてしまったからでしょうか.また特に戦前の2回分の展示品には日本画が多く,僕は日本画はほとんど解らない(今のところ解ろうともしていないのですが)ので,余計に感想が薄いです.アンパンの作品を見てむしろほっとしてしまう僕の心理,いつか考えてみたいですね. 図録は,とても充実しているようです.時間がとれたら,じっくり読んでみないといけません.
by d_ama
| 2005-10-26 01:15
| events / art
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