2014年 08月 08日
でざいんふぃろそふぃー?
次の4月から天内は,「静岡文化芸術大学デザイン学部デザイン学科」に所属となります(空間造形学科,生産造形学科,メディア造形学科の統合によるもの).そこには5つの領域が設定され,天内はそのうち「デザインフィロソフィー」領域に入る予定です(他にはデザイン産業論,ユニヴァーサルデザイン,CAD/CGなどの先生が入ります.純粋にフィロソフィーと呼べるのは,天内ですらそもそも怪しいですが,それくらい).
デザインフィロソフィーって何? という高校生のために,オープンキャンパス向けに絵本を作った(学生に作ってもらった)ので,その原稿を曝します(実際の絵本はさらに変わっているので).いつか曝した某企画のボツ原稿もこのためのものでした.

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ものをデザインするかもしれない.
情報をデザインするかもしれない.
空間をデザインするかもしれない.

おそらく,あなたがこれからデザインする対象はこれから多岐にわたるし,特定のジャンルにとどまらないし,全体としてどう呼べばいいかも判らなくなる.

特定のツール(道具)の使い方を学び,それらに慣れることはもちろん重要だ.
しかしこれからの社会で,特定のものだけで仕事が続けられるとは限らない.
「それはデザインしたことがないからやらない」ではなく,「そもそもそれがどういうものなのか,作ってみないと誰も解らない」という新しさへ.
今想像できるものとはちがうかたちの仕事に向けて,自分が持ち込めるツールは何だろうか.

SUACのデザイン学部は,デザインの対象で学科を分けることをやめました.
卒業制作に向けて,まず専門家(教員)の下で,特定の領域に関する素養を身につけることは大切です.
一方,いつでもデザインの対象が入れ替わる,あるいはデザインの領域そのものが変化することにも積極的になってほしい──これが学科を分けなくした理由です.

そんな新しい世界に持っていけるツール.
考えること.考え続けること.
解決して終わりにしないこと.
考え方そのものを鍛えること.
──それを私達は,フィロソフィー(哲学)と呼ぶことにしました.
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# by d_ama | 2014-08-08 20:22 | institutions
2014年 08月 07日
人文建築会,8/31に公開研究会を行います
■日時:8/31(日) 17:00~

■題目
「闇市の形成と土地所有からみる戦後東京の副都心ターミナル近傍の形成過程に関する研究」
■プロフィール
石榑督和(いしぐれ まさかず)
明治大学大学院理工学研究科博士後期課程。1986年岐阜県生まれ。明治大学卒業。近現代都市史・建築史。

■参考文献
1)石榑督和「闇市の形成と土地所有からみる新宿東口駅前街区の戦後復興過程」(『日本建築学会計画系論文集』第78巻第694号)。
2)橋本健二・初田香成編『盛り場はヤミ市から生まれた』青弓社, 2013年。
3)初田香成『都市の戦後 雑踏のなかの都市計画と建築』(東京大学出版会, 2011年)の第一章・第二章・第八章。
4)松平誠『ヤミ市 幻のガイドブック』筑摩書房, 1995年。

■場所:筑波大学東京キャンパス文京校舎(詳しい教室は追って連絡致します)
丸ノ内線茗荷谷駅下車「出口1」徒歩2分)http://www.tsukuba.ac.jp/access/bunkyo_access.html

※終了後、20時くらいから茗荷谷駅周辺で懇親会予定

懇親会からのご参加もお待ちしております。
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# by d_ama | 2014-08-07 19:17 | events / art
2014年 07月 15日
ポエムを曝します
今進めている某プロジェクト向けに,ポエム?のようなものを書いたのですが,どうも狙いとは外れた内容だったらしく,でもそれなりの支持を受けたので,ボツ原稿としてここに曝しておきます.

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これからデザインを学ぼうと思います
課題があって,先生や先輩が気付かせてくれたことに気を付ければ,確かにそれなりの形はできます
しかし,なぜ,この課題がデザインを学ぶ上で必要なのでしょう
なぜ先生や先輩はこの形を勧めるのでしょう

たくさんの本が図書館にあるので,手に取ってみました
とりあえず,モノ・情報・空間の形にはたくさんあることが判りました
というよりも,たくさんありすぎることに気付きました
なぜ,この形でなくてはいけないのだろう.

いろんな理由をいうことはできます.いろんな理由がそれぞれにあるからです.
しかしほかにも理由があるはずなのに,その理由だけが大事なのでしょうか.

知れば知るほど,デザインの中で,形を決める理由が増えていき,私達は迷ってしまいます
どんな理由が大事か,何が世の中に必要だと思うのか,自分がこうあってほしいと思うものは何か

迷いを断ち切って,一個の要因を旗印にして突進することも確かに可能です
しかしそんなことで世の中の複雑な問題が解決できるのでしょうか.ほかの可能性に眼を瞑っているだけではないでしょうか.

トップのデザイナーもずっと考え,悩み続けています.
考え続け,悩み抜くにも上手な方法があるのではないか.
野球選手が身体の動かし方を研究するように,サッカー選手がより効率的なポジショニングとランニングを考えるように.彼らが身体作りを欠かさないように.

デザインの歴史を学び,栄養を摂りましょう.
デザインの哲学を考え,身体を仕上げましょう.
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# by d_ama | 2014-07-15 23:17 | events / art
2014年 07月 01日
短い文章と対談,1本ずつ
各々公になりました.
前者で短い文なのですが,1箇所,段落の切り方を指定し直しておけばよかったなーと思うところを発見.1文が長かったためです.力及ばず申し訳ありません…….

天内大樹「理念を伴った建築展──分離派建築会」,『建築雑誌』,vol.129,No.1660,2014.7,p.27.

田中純(ゲスト)+南泰裕+天内大樹+市川紘司「〈建築理論研究 05〉──アルド・ロッシ『都市の建築』」,『10+1 website』,http://10plus1.jp/monthly/2014/06/-05.php,2014.7.
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# by d_ama | 2014-07-01 20:16 | books / studies
2014年 06月 13日
オピニオンズ「今、何が必要か」
昨日(2014年6月12日)Voice of Designフォーラム:オピニオンズ「今、何が必要か」でお話しした内容を,日本デザイン機構のホームページにアップしましたのでお知らせします.
http://www.voice-of-design.com/jp/100voices/2014/06/post-130.html
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# by d_ama | 2014-06-13 11:14 | events / art