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2016年 11月 24日
2016空間造形と社会
受講者の皆様,本日はご迷惑をおかけしました.
配付資料は以下のリンクにありますので,各自プリントアウトするとよいと思います.
https://drive.google.com/open?id=0B2S56VGNFQuJdVMzaXAtZ0hoTWM
どうぞよろしくお願い申し上げます.
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by d_ama | 2016-11-24 11:54 | institutions
2016年 11月 07日
僕だってやりかねない
TDWにも行ったしあの作品も見たし中で子供遊ばせて僕も付いて行ったんだ。鉋屑の香りがいいなんて呑気なことも口にした。まだ日が照ってる時間だったからか、照明については覚えてない、ということは僕は危険を察知できなかったんだ。
子の親としても、そういう場に学生を送り込める、さらには運営側にまわりうる立場としても、いかに他大学とはいえ通りがかった客としても、頭に刻み込んでおかなければならない。文書いてるだけの専門とはいえ、それなりに失敗はあった。他山の石というほど突き放すこともできなくて、自分の山を降りたら河原の中洲に落ちていた感じ。ひたすら痛ましい。
動画を撮るより他にない、火がある程度収まるまでいくばくも手出しできない場の無力感、その場を生み出した人員体制、崩された製作物の跡に残された犠牲者とおそらくしばらくはものを作れなくなるだろう関係者たち。犠牲者の御霊の安寧をお祈り申し上げる。

ただ長期的な話でいえば、学生が力を試せる場が縮小しないよう、新たな体制を期待したい。数年かかるかもしれない。文芸大のグランプリ獲得が霞んでしまったのもさすがに少しは気にかかるが、僕のできることはウチの学生達と総括していくことだろう。彼らにも衝撃は大きいはず。

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by d_ama | 2016-11-07 00:26 | institutions
2016年 07月 07日
第2回ビチャラ会
学内の教員・職員・学生の自由な意見交換の機会──研究成果を報告する会ではなく,未来志向で研究のビジョンを語る会,「ビチャラ会」で天内が話した内容をストックしておきます.静岡はいつまでも東京と関西の間のフローだけ,経済成長に必要だったフローだけ見ていてはいけないのだ,自ら自身のストックを蓄えていかねば! と息巻いてしまったので.

ビチャラ会
2016-07-06 天内大樹

1.デザインミュージアムの可能性
V&A→デザインミュージアム ポンピドゥー MoMA クーパー・ヒューイット,NY
 → 国立デザイン美術館構想(三宅一生,青柳正規)←21_21 Design Sight

JIDAデザインミュージアム(信濃新町,六本木アクシス,大阪デザインセンターに展開)
日本デザイン団体協議会(D-8)はJIDAの実績からジャパン・デザイン・ミュージアム設立研究委員会を設置.

建築倉庫 450平米,天井高5.2m,寺田倉庫が運営,模型を『展示しながら保存する』ことで,高質な日本の建築模型の海外流出を防ぐ

小規模のデザインミュージアムのあり方(面積,体制,コレクション内容など)を検討
既存のデザイン団体や業界と無関係に構想できる(e.g. D-8に建築含まれず∵経産省vs.国交省)

2.西ギャラリーを保育園+こども図書館に ギャラリーは街中リノベ物件に進出
図書館の面積逼迫→絵本,育児・教育,デザイン教育などの棚を一階西ギャラリーに移設

男女共同参画の観点 cf. 静岡大学浜松キャンパスでは学童保育,休暇保育のニーズが高い(http://www.shizuoka.ac.jp/sankaku/rinkpdf/hoiku_needs.pdf)→夏休み学童保育所「キッズ・ラボ」.静岡キャンパスでは多目的保育施設「たけのこ」→学童保育,通常保育に発展するには共同設置?

認可保育所では0-1歳児で3.3平米,2歳児以上が1.98平米
認証保育所では0-1歳児で2.5平米 ……以上は補助金投入により,利用者限定不可
認可外保育所として大学関係者に限定して運営する例も多い
西ギャラリー185平米→30名程度? 浜松市東地区には保育園なし→認可・認証保育所も?
浜松市の認証保育所事業:





区分I類II類
乳児室、ほふく室0歳及び1歳児1人につき3.3m²以上0歳及び1歳児1人につき1.65m²以上
保育室2歳以上児1人につき1.98m²以上2歳以上児1人につき1.65m²以上
医務室"静養できる機能を有すること。事務室との兼用可同左
屋外遊戯場"2歳以上児1人につき3.3m²以上
ただし、施設付近にある屋外遊戯場
に代わるべき場所を含む。
設置の義務なし
調理室必置必置
便所幼児20人につき1以上同左


肴町,田町,鍛冶町を念頭に,リノベーションによるギャラリー移設
学生による自主的な管理・運用,一般利用も受付→日常的に学生が集う,人の姿が見える街中の維持・発展

その後の議論

保育園よりもファミリーサポートの拠点が現実的かもしれない.若い先生が人生設計をあまり顧みずに就職し,すぐに大都市大学に去って行く構造.大学院に博士課程がないけど……職員の生活も大事!

産業考古館の構想,浜松市美術館の改築構想時に都市・大学・民間の関与の度合いを巡って揉めた話.
鴨江アートセンターの利用,学生寮の設置構想,アクトシティ内へのギャラリー進出構想,楽器博物館への進出.街中への進出にはパートナーが必要(まちなか協議会とか).
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by d_ama | 2016-07-07 19:53 | institutions
2015年 07月 29日
こういうこと?
ウチの大学の5領域ってこういう感じなのかな,と描いてみた図.
なお,本図は個人の見解を示しており,所属する組織の以下云々.e0017868_20162052.png
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by d_ama | 2015-07-29 20:16 | institutions
2015年 04月 26日
自主ゼミ【デザイン訳読】始めます
e0017868_8225288.jpg今の静岡文化芸術大学に赴任してから,英語以外を読み書きする機会がないと思っていたので,自分の語学リハビリのために開きます.けれど,開けば他の人にも効用をお分けできることがわかっているので,学内公開にします.学内の図書館が受け入れているのに利用頻度が低い海外雑誌を活用するという副次効果もあります.学内では割とイタリア語志向が強くて,当初読みたいと思っていたフランス語が読める可能性は低そうですが,自分としてはイタリア語の勉強になるなと.ほかの言語もドンとこいという姿勢ですが,そういう人が来るかどうか……? それよりも英語が動機という人が主でしょうし,それで構いません.
さらに学外の方を受け容れる用意ができたら,火曜の18時以降辺りが有力候補になってくるのかな,そのときは遠友夜学校のパクリで遠州夜学校とでも名前つけよう.──と考えたため,ポスターのデザインは少しだけ開拓使風味です(北海道大学のデザインはあるんですけど札幌農学校のデザインってほとんど残っていないんです.また青はもちろんSUACブルー=C100M85).天内家オフィシャルドリンクのラベルと似ているのは歴史的な経緯からすれば必然ですが,思いとしては偶然です.
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by d_ama | 2015-04-26 09:01 | institutions
2015年 03月 16日
自分の研究室を定義する
自分の研究と自分の研究室とは,重なるけれども同じではない,ということを念頭に,浜松における自分の役割とでもいうべきものを書いてみました.実際に学内で,このまま使われるとは限りませんが…….

e0017868_13234072.jpgデザインの理論・歴史ゼミ
デザインの理論と歴史そのものを探究する学生に加え、論理や知識や言葉を伴った、根拠のあるデザインを志す学生を、ジャンルを問わず歓迎します。読書と実技を往復しながら積み重ねていくことで、ジャンルの違いも社会変化も国境も乗り越えられるデザイナーを輩出し、また現場とつながりをもった理論を築くことが目標です。
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by d_ama | 2015-03-16 13:23 | institutions
2014年 08月 08日
でざいんふぃろそふぃー?
次の4月から天内は,「静岡文化芸術大学デザイン学部デザイン学科」に所属となります(空間造形学科,生産造形学科,メディア造形学科の統合によるもの).そこには5つの領域が設定され,天内はそのうち「デザインフィロソフィー」領域に入る予定です(他にはデザイン産業論,ユニヴァーサルデザイン,CAD/CGなどの先生が入ります.純粋にフィロソフィーと呼べるのは,天内ですらそもそも怪しいですが,それくらい).
デザインフィロソフィーって何? という高校生のために,オープンキャンパス向けに絵本を作った(学生に作ってもらった)ので,その原稿を曝します(実際の絵本はさらに変わっているので).いつか曝した某企画のボツ原稿もこのためのものでした.

────

ものをデザインするかもしれない.
情報をデザインするかもしれない.
空間をデザインするかもしれない.

おそらく,あなたがこれからデザインする対象はこれから多岐にわたるし,特定のジャンルにとどまらないし,全体としてどう呼べばいいかも判らなくなる.

特定のツール(道具)の使い方を学び,それらに慣れることはもちろん重要だ.
しかしこれからの社会で,特定のものだけで仕事が続けられるとは限らない.
「それはデザインしたことがないからやらない」ではなく,「そもそもそれがどういうものなのか,作ってみないと誰も解らない」という新しさへ.
今想像できるものとはちがうかたちの仕事に向けて,自分が持ち込めるツールは何だろうか.

SUACのデザイン学部は,デザインの対象で学科を分けることをやめました.
卒業制作に向けて,まず専門家(教員)の下で,特定の領域に関する素養を身につけることは大切です.
一方,いつでもデザインの対象が入れ替わる,あるいはデザインの領域そのものが変化することにも積極的になってほしい──これが学科を分けなくした理由です.

そんな新しい世界に持っていけるツール.
考えること.考え続けること.
解決して終わりにしないこと.
考え方そのものを鍛えること.
──それを私達は,フィロソフィー(哲学)と呼ぶことにしました.
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by d_ama | 2014-08-08 20:22 | institutions
2013年 07月 02日
難しすぎるだろうか……?
國學院大学 2013前期「言語と思想054」 レポート課題のヒント

2013-07-02 天内大樹

レポート課題は基本的に自由なので,各人が各々の関心で講義の内容と関連させて論じれば結構です.テーマについて迷っている人にのみ向けてヒントを示しますので,すでにテーマを構想していた人は下記のテーマに束縛される必要は一切ありません.字数は3000-4000字……でしたよね? レポートの字数は通常,そのレポートが盛り込むべき内容の量と深さを示すものです.字数稼ぎの部分がない,練られた構成のレポートを期待します.

1.ある一つの物(身の回りにあったその製品,建築物,博物館などの展示品……)をとりあげ,その形状,機構,構成,素材,物質的特性,その物に刻み込まれた経緯,その物を取り巻いていたであろう歴史的社会的状況などを徹底的に調査した上で,整理して記述せよ.
 以前天内は『美術フォーラム21』という雑誌にジョルダン・サンドさんの論文を「ちゃぶ台論をひっくり返す──小寺家の食習慣」というタイトルで訳したことがあります(no.20,2009,pp.47-50).これは小金井公園内の江戸東京たてもの園に移築保存された小寺家住宅とともに同園に寄贈された,一つのちゃぶ台のみをめぐる論文です.ちゃぶ台を構成している木材【素材】,木目に現れた接着剤のパターン(ある時期まで,そのちゃぶ台の表面にシートが貼られていたことを示します)【物に刻み込まれた経緯】,ちゃぶ台は角形が一般的ですがそのちゃぶ台は円形で【形状】,しかし脚の構成上囲む人が足を入れられる場所と入れられない場所があることから【構成】,ちゃぶ台を基準にして囲む人の位置が限定されていただろうこと,ちゃぶ台が折りたたみ可能【機構】で,つねに食事室に置かれていたわけではないどころか,食事を行う場所自体流動的だった可能性があること【そのものの置かれた社会的文脈】,ちゃぶ台が存在した店舗付住宅に住んでいた家族と使用人の生活上,ちゃぶ台を血の繋がった家族のみで囲むというイメージで喧伝された理念「一家団欒」は,現実にはあり得なかったこと【そのものの置かれた歴史的文脈】などが盛り込まれています.いわば一つの物に関してその履歴書を遡及的に作り上げるような作業です.
 これと同じ作業を,どれか一つの物(身の回りにある物でも,展示品でもかまいませんが,レポート作成者がそのものを実際に手にとって観察しないとまともなレポートは書けないでしょう)に関して行ってみて下さい.

2.本講義で扱わなかった素材について,その使われ方を歴史的に記述せよ.その際,どのような需要とどのような先行的な開発がその素材の発展を後押ししたのか,その需要はどのような集合的意志,あるいは社会的変動を背景にしたものか,またその素材はどのような形状で使われるべきか,開発によってそれまでの形状がどのように変化した(しうる)のかなどに注意して調べること.
 たとえばサランラップとクレラップその他ラップ製品との違いは何で(たまたま昨夜酒場で,旭化成でもない人にサランラップの優位性を散々力説されたもので……),どのような開発がサランラップという製品に結び付いたでしょうか.たとえば現在コンクリートの研究で進められている方向性は,どういう需要に対応したものでしょうか.そのときコンクリートの建物はどのような形状に変化する可能性があるでしょうか.──「素材」という言葉を広く解釈してかまわないので,各自各々の素材に着目して調べてみて下さい.
 ただし素材の開発の背景などを記述する際に,「ニーズの多様化」やそれに類した文言は極力使わないよう注意して下さい.この言葉は製品に対してもレポート記述に関しても核心的な狙いを拡散してしまい,具体的な意味においてであれ抽象的な意味においてであれ,かたちを見えなくする言葉です.製品ニーズが多様化するにしても,従来中心的と考えられてきたニーズではない新たなニーズが付け加わったことで狙いが増えたということでしかなく,従来のニーズと新奇のニーズの双方を把握せずに抽象的に「多様なニーズに応える」ことはできません.レポートにおいても「ニーズの多様化」という言葉では具体的な事柄を何も指し示すことができません.具体的なニーズを列挙した後にそれらをまとめて「多様化」として括る分にはかまいません.

以上
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by d_ama | 2013-07-02 17:30 | institutions
2011年 04月 25日
美学研究室への道のり
……といっても,物理的/地理的な道順のことですが.
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by d_ama | 2011-04-25 06:13 | institutions
2011年 02月 01日
空欄を埋めよ
……さらば与えられん(授業コマを).

風邪薬で眠いせいか,もともと時代が近すぎて微妙ゆえに決めかねるのかよく解らないのですが,この空欄に何を入れようかなと迷いながら今日は多分寝ますです.時代化できない人というのもいて,例えば鈴木博之先生は時代の中に置いて語ることができるけど,井上章一先生はできない.藤村さんだって時代の中に置いて語ることができるのに(本人がそのように振る舞い語ってきたからだけど)五十嵐さんはこの中に置けない.建築家を置くなら簡単で伊東豊雄さん一択です.しかしこれは建築論の授業.となると,誰に代表させるのかよく解らないなあ,と思ったのですね.まあ,このシラバス作り始めてまだ1時間くらいしか経っていないんですが……おやすみなさい.

授業計画

前期
1授業へのイントロダクション:「日本」「近代」
2日本へのイントロダクション:「建築」の制度
3日本へのイントロダクション:「建築」の概念
4様式本位の建築:辰野金吾
5「建築史」の成立:伊東忠太
6工学としての建築:佐野利器
7設計基準と「芸術」:野田俊彦
8「芸術」の反逆:後藤慶二
9二分法の統合へ:森田慶一
10田園への展開または逃避:堀口捨己
11建築の階級闘争:山口文象
12「建築外」の思考:今和次郎
13「日本的なるもの」:丹下健三

後期
1国民的建築家:丹下健三
2「ヒューマニズム」:濱口隆一
3マルクス主義と建築:西山卯三
4コンペ,景観──闘う建築家:前川國男
5孤高の数寄屋:吉田五十八
6縄文と弥生──伝統論争?:白井晟一
7批評家と巨大建築論争:板垣鷹穂/神代雄一郎
8メタボリズム:菊竹清訓/黒川紀章
9廃墟の建築家:磯崎新
10建築は兵士ではない:鈴木博之/藤森照信
11負ける建築:隈研吾
12                           ←【ここ!】
13アーキテクチャ:塚本由晴/藤村龍至
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by d_ama | 2011-02-01 05:24 | institutions