カテゴリ:cities/architecture( 121 )

2016年 04月 01日
ありがとう
ザハ・ハディドの訃報を知って,この記事を思い出した.http://iamama.exblog.jp/m2010-02-01/
(「W先生はともかく」とか酷いこと書いてるな……)

その後,祖母は亡くなった.2011年1月のことではないかな.ハウスクエア横浜で建築系ラジオのイベントをしていたときに電話を受けた気がする.伊豆での彼女の様子は,博論執筆中であまり把握していなかったから,話が唐突だった印象が強い.
博論は2011年3月7日に提出した.数日のうちに資料を片付けてから地震が来たので,資料が全部床に散乱,という事態にはならなかった.東北とその周辺の2万人弱が亡くなった.2016年になっても僅かな進展しかしていないし,きっと2020年になっても同じだろう.

思い出したのは,この時,10年後,2020年の建築を,形はまったくぬきだけど,夢見ていたんだ,ということだった.この時はまだ東京にオリンピックが来るということ自体妄想に近かったはずだ(それを望んでいた人々はいたのだろうが,選ばれると到底思えなかった.結局東京に決まったのもいわば「敵失」のためだと思っている).今だってオリンピックに諸手を挙げて喜んでいるわけもないが,でもザハ・ハディドの国立競技場ができるのなら,建設プロセスの様々な困難を乗り越えてでも成し遂げるべきだったと思う(「成し遂げる」の主語はザハじゃなくて東京人だ).東京が日本に振り回された,と言えればよかったのだが,残念ながら日本も東京もこぞって,無責任体制にザハを振り回したのだから,僕自身も有罪だ.今は浜松だから,という話でもない.
ザハの建物が僕の夢だった,というわけではないが,2020年の建築を楽しみにしていた29歳(この日付はまだ誕生日前だね)の僕が,ザハと共に遠のいてしまった気がする.その意味で,夢を見せてくれてありがとう.圧倒的な現実に囲まれて,日本や東京が前に進めるとは思わないけど,僕自身はまだ生きている.のそのそと進んでいくしかない.
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by d_ama | 2016-04-01 02:00 | cities/architecture
2016年 03月 08日
浜松駅と浜松町駅を重ねてみた……同縮尺で
お馴染み,東京の地図と……

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まだ僕は馴染んでないけど,浜松の地図を……

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同縮尺で重ね合わせてみました.

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思ったより天竜川まで距離があるな,と思ったのは若洲,新木場,東洋町,新小岩,亀有……と流れている感じだから.
東名高速道路も遠いと思っていたけど,浜松町から茗荷谷くらいしか離れていない.一番近づくと末広町を通っている.
浜名湖の向こう側って凄く遠い場所だと思っていたけど,武蔵境とか,三ヶ日でもせいぜい保谷あたり.
龍潭寺の辺りは,図からはみ出しているけど多分浮間舟渡辺り.常葉大学ですら,赤羽と東十条の間.
それから比べると,まあ浜松町起点で考えてますが,SUACは新橋辺り.まあ浜松駅徒歩圏内で生きているっていうのは,山手線でいうと一駅分程度の広さだってのは,身体的に判る.
國學院の辺りから表参道,外苑前辺りまでが佐鳴湖.経堂辺りが雄踏町で,他に浜名湖は永福町,方南町,東高円寺,中野まで迫ってくる.浜松市動物園は野方辺り.
磐田市も,大体葛西辺り.新東名まで行くと,やっと埼玉県.山手線の南の縁が中田島砂丘.今切は用賀インター.旧新居町が成城で湖西市は深大寺.

浜松って自動車社会で,どこまでいっても戸建ての住宅地と駐車場が広がっていて,もっと東京みたいに集合住宅(といっても4-6階建てで十分だと思うけど)にまとまればコンパクトなのに,と思ったけど,東京が全然コンパクトじゃないことに気がつきました.この図中に含まれる人口は10倍くらいだろうけど.
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by d_ama | 2016-03-08 10:40 | cities/architecture
2014年 06月 11日
旧見附学校
自分の趣味で,1年生向け導入教育の中で見に行ってきました.大分前に.
せっかく作った資料なのでシェアします.出席番号順に強制的に割り当てられて,天内に振り回されてしまっている学生が19名いますが,彼らだけがもっているというのもちょっと勿体ないかなと思い.
https://drive.google.com/file/d/0B2S56VGNFQuJckVIM1BDWjNRNFk/edit?usp=sharing
空間造形学科だけではなく全学の授業なので,教育現場,教育制度,まちづくり,歴史,広告看板,音楽,いろんな関心の学生が集まっています.その取っかかりとして学校建築を見に行けたのはよかったかも.
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by d_ama | 2014-06-11 00:22 | cities/architecture
2013年 12月 28日
アンケートにお答えしました
毎年のことですが,今年は特にオリンピックに関しての設問がQ3としてありました.Q1は2013年を振り返るもの,Q2は2014年への展望です.

天内大樹「2013-2014年の都市・建築・言葉 アンケート」『10+1 web site』,http://10plus1.jp/monthly/2014/01/enq-2014.php#16713,2013.12.
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by d_ama | 2013-12-28 10:15 | cities/architecture
2013年 10月 29日
もう一つ対談しました
10+1とは別に,artscapeでも建築の「現在」を位置づける対談を行いました.いやー,ひどい写真だ(笑).いやいや,被写体が悪いのです.写真写りが悪いやつは心が汚いのだと言っていた友人がいるので,心の洗濯を心がけます.
内容的には,それほど攻めたということもないですかね…….まだよちよち歩きです.

五十嵐太郎,藤村龍至,天内大樹「「Artwords」で読み解く現在形
[シリーズ4:“建築”の現在形]“1995”以降の都市・建築を俯瞰する」『artscape』http://artscape.jp/study/artwordtalk/10092983_18145.html 2013.10.
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by d_ama | 2013-10-29 20:29 | cities/architecture
2013年 03月 09日
シンポジウムに参加します……磯崎新さんと
とってもびくついていますが,何とかこなす,じゃなくて,きちんと自分の考えを表明する機会と捉えて行ってきます.場所は明治大学.

http://meiji-architecture.net/event/2013_horiguchi+kojiro.php
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by d_ama | 2013-03-09 00:55 | cities/architecture
2011年 10月 20日
青森建築ツアーのお誘い
天内が友人と私的に開いている勉強会の面々で,
青森県立美術館「今和次郎展」を中心に青森・津軽・弘前をめぐるツアーを
企画しております.もちろん展示だけではなく建物も見ます.

建築系ラジオのツアーに比べるとかなり渋めのチョイスですが,
11/18-20の期日で,十和田市現代美術館や国際芸術センター青森,
弘前市内に分布する前川國男の建築など,比較的現代向きのものも
見て回りますので,ラジオ関係でご関心をお持ちの方は天内までご連絡を下さい.
土曜日からのご参加もOKです.
突然で申し訳ありませんが,ご参加のお申し込みは10/24までお受けします.

ただし歴史系に興味のある方には強力だと思います.解説完備.

基本的に現地集合現地解散です.
宿泊,飲食などは天内が調整します(青森のTV局に勤務していた父の
知識を借りることにします).
現地語(津軽弁)の通訳も簡単なものならできます.(笑)

概要は以下の通り(まだドラフトですが)ですので,
どうぞよろしくお願い申し上げます.

【日程】
11/1811:30青森駅集合
金曜
13:15→十和田市現代美術館(西沢立衛)
-14:30http://www.city.towada.lg.jp/artstowada/

16:15→国際芸術センター青森「再考現学: 観察術と記譜法」(安藤忠雄)
-18:00http://www.acac-aomori.jp/

→青森駅周辺(ワラッセ,A-Factoryなど?)
http://www.atca.info/listview.html?cid=1&jid=1

→青森市内泊(ホテルアベストor ArtHotelColor青森,素泊)

11/198:00古川市場 http://www.acci.or.jp/nokkedon/index.html(朝食はのっけ丼かな)
土曜
9:00→青森県立郷土館「今純三と考現学展」10/28-11/27
-9:45http://map.livedoor.com/event/d/41568/郷土館企画展「今純三と考現学展」

10:00→青森県立美術館「今和次郎採集講義」10/29-12/11(青木淳)
-12:00http://www.aomori-museum.jp/ja/schedule/info/temporary/485
+三内丸山遺跡

13:00→太宰治記念館・斜陽館(五所川原市金木)
-14:00http://www.go-kankou.jp/miru_manabu/shayokan.html

15:15→黒石市中町(重伝建)
16:15http://kuroishi.or.jp/sightseeing/komisedoori

16:30→盛美園(平川市尾上)
-18:00http://www.seibien.jp/index.html

→レンタカー返却後,弘前市内泊(岩木桜の湯ドーミーイン弘前?)

11/20スペースデネガ(上遠野徹)
日曜木村産業研究所ほか(前川國男)
中三弘前店(毛綱毅曠)
洋館群
寺町/新寺町
仲町地区(重伝建)
弘前城? などなど──弘前市内のルートは後々検討します
17時弘前駅にて解散

【アクセス】
東京からの場合,新幹線で新青森まで¥16370 →JR在来線で青森駅までは1駅
飛行機ではJAL先得で¥17170,特便割引で¥19170-+青森駅行きJRバス¥680,35分
弘前から青森空港行き弘南バス¥1000,55分
弘前から新青森まではJR在来線快速35分,普通40分,¥570

【費用の目安】
レンタカー2日使用(5人乗りで14000円程度+ガス,有料道路代)
宿代は青森泊¥3500/人程度,弘前泊¥4000/人程度
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by d_ama | 2011-10-20 01:56 | cities/architecture
2011年 07月 03日
最近のお仕事
最近10+1 [tenplusone]というサイト(元は雑誌名でしたが……)に都市計画という,微妙に建築とはアプローチの異なる領域の本について,書評を書きました.初田香成さんの『都市の戦後──雑踏のなかの都市計画と建築』(東京大学出版会,¥7200+tax)です.価格に負けない分の内容を,うまく紹介できたかどうか…….
http://10plus1.jp/monthly/2011/07/amanai.php
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by d_ama | 2011-07-03 03:17 | cities/architecture
2010年 11月 04日
行きます
■シンポジウム「建築保存の現在」

【趣旨】
近年とみに、歴史的建造物を様々な形で「保存」する試みが盛んとなっている。その形式は、現状そのままの「保存」から、アッサンブラージュのような「一部保存」、転用やリノベーション等、様々である。このような状況を、具体的事例に即しつつも俯瞰的視点から再考するために、このシンポジウムでは、日本における「建築保存」の特異な二形態――「三菱一号館」と「原爆ドーム」――に焦点を当て、分析と議論を行う。
現在の日本において「歴史的建造物の保存」が有する、政治的・社会的・文化的な意味を浮上させることが、当シンポジウムの最終的な目的である。

日時:11月11日(木)17:00–19:00
場所:東京大学駒場キャンパス|アドミニストレーション棟3F|学際交流ホール
(地図 http://www.u-tokyo.ac.jp/campusmap/cam02_01_32_j.html
入場無料|事前登録不要

【提題者・レスポンダント】
中谷礼仁(早稲田大学准教授)
「保存とは何か――建築における生と死とを考える」

【発表者1】
内田祥士(東洋大学教授・建築家)
「三菱一号館――その解体と再現の背景を考える――」

【発表者2】
頴原澄子(九州産業大学講師)
「『原爆ドーム』をまもってきたもの」

【コメンテーター】
田中純(東京大学教授|UTCP)

【司会者】
小澤京子(UTCP)

以下のページからフライヤーをダウンロードしていただけます
⇒[http://utcp.c.u-tokyo.ac.jp/blog/2010-11-10-architecture-conservation-symposium-flyer.pdf
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by d_ama | 2010-11-04 12:25 | cities/architecture
2010年 10月 24日
もしかしたら責任重大
暇ができたらちゃんと調べたいのだが,この前の関西学院大学での美学会全国大会で,最終3日目の一室が,日本近代建築に関する3つの発表で構成されていた.それぞれ工部美術学校,森田慶一と「京都学派」,ニューヨーク万博日本館に関するご発表.とくにパネルのタイトルが「日本近代建築」などと掲げられていたわけではないのだが,これって実は初めてのことじゃないだろうか.
これも暇ができたらちゃんと調べたいのだが,日本近代建築に関する論文(学会の発表要旨ではなく)で『美学』に載っているのは僕の論文以外に,多分ないはず.美学会で日本近代建築のことを喋ってよいのだ,という潮流がもしあるとしたら,僕がもしかしたら先鞭を付けたのかもしれない.責任重大だな…….
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by d_ama | 2010-10-24 23:52 | cities/architecture