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2007年 03月 07日
装飾が意外に面白い
ヴィーンは,土曜日に強い風とそのためにしばしば雨が降ってきましたが,その後はわりかし順調な天気です,今日午前中に風が強かったのは,春一番か?
ずっとモダニストを気取ってきましたが,案外ふんだんな装飾に満たされた建築も,面白いかも知れないと気付きました.histoireを解ると面白くて,それが聖俗含めた公の建築に使われると,共同体の形成に寄与するのですね.さて,日本で「装飾」ってそういう役割を与えられてきたっけ.逆に,そういう「装飾=芸術」理解が野田俊彦の議論に交じっていたように思います.ここらへん,何か発表ネタになるだろうか.
ただ宗教的なhistoireを題材にした装飾や意匠,あるいはそうした題材に頼る絵画や彫刻をみていると,こういうのに守られている気分が作者にとって(僕は「内面」という言葉を振り回したくないのですが)crucialだったのだな,と感じ(あるいは勘違いし)ます.ユダヤ教ってなんであんなに無装飾のコンクリート打ちっぱなしに親和的なんだろう.リベスキントの影響というだけだろうか.
……うーん,装飾の話題,未完です(元々未完の話題しかブログには書いていないのですが).

理由あって,今回の旅行ではいつもの方針を破って,コンピュータを持ってできるだけウェブに繋いでいます.マリノス,とりあえず勝ちましたね.それ以上特に日本固有の大したニュースはなさそうです.明日以降,つなげるかどうか解りませんが.

by d_ama | 2007-03-07 05:27 | cities/architecture

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