2006年 12月 13日
この問題が起こって以降,特にこの認識に達して以来,管理会社を通じていろいろお願いしてみたのですが,結局のところ埒が明かず,ついには管理会社に連絡を取っても返信が来ないという状況になっていました. そこでもう管理会社を通していられないと思い,たぶん禁じ手なのですが,上階の住人の方についに手紙を書いて,メイルボックスに投函してみたわけです.つまり直訴.それが昨日でした.一晩中音が鳴り止まず,全然寝付けなかったので,1週間前に書いた手紙をついに投函してしまったのでした.上階の住人の方の人格によっては,かなり対応が分かれるだろうなあと思ったので,できるだけ下手下手に出て,これでもかというくらいに(かつ過剰にではなく)敬語を使ってみたのです(だから手書きでは書けませんでした). 一度確かお会いしたことがあるのですが,その時は共同の入口の扉の鍵がかかっていて,うちの窓から明かりが見えていたので,3階の方が外の地上から小石を投げてうちの窓を開けさせ,僕に入口のドアを開けて欲しいと頼んできたのでした.実はそのとき僕の部屋では学部ゼミの打ち上げの続きが行われていて,そのドアに鍵をかけてしまっていたのはうちを初めて訪れた学部生だったので,しきりに謝られながら開けて差し上げましたが,実は悪いのはこちらだったのでした. 今日帰ってみると──帰ってきたことはおそらく上階にも判るはずなのですが──その途端にいつもの音が始まりました.かなり嫌な予感……暖房室外機なのでしょうが,運転し始めた時はかなり音が大きく,それが3分〜4分掛けて周波数と音量を共に下げて行くのですが,そこから今度は音量の大小が40-50秒周期で始まります.大きいときは,夜間の静かな時間帯だとかなり音圧を感じるくらいです.これが今夜もまた始まるのか,手紙は通用しなかったのか,むしろ反発を呼んでしまったか,やはりこの部屋を出るしかないかなあ,とりあえず今夜は近所のバーにでもくりだそうか,……などと考え始めたとき. ピンポーン. すでに23:10でしたから,ヤマトじゃないし,Amazonは出掛けに郵便受けに入っているのを見て持って出かけた(駅で電車を待ちながら開封し行きがけに読んできた)くらいだから,Amazon(ペリカン? 郵便?)でもないはず.はい,と出てみると3階の方でした.曰く: 今つけてみたところだが,テラス(天内の部屋の真上)にある室外機の後ろの配管が,壁に直接触れてしまっていて,そこから振動が壁を通じてもろに伝わっているのでは,と考え,間にクッションになるものを詰めてみたがどうだろうか. ……よかった,対応して下さった! と思い,部屋の中で聞いてみると,かなり音が軽減されている感じです.どうやら意図は通じる相手と分かり,お互いまたしきりに謝りながら笑顔を交えつつお礼を申し上げるという,僕の周囲では今や珍しいタイプのコミュニケーションが展開されたのでした. 実際戻ってきてよく聞いてみると,多少僕が神経質になっていることもあり,まだ多少気になる感じはしますが,仕事や睡眠に害を及ぼす感じではないので,しばらくこのままで受忍してみようと思います. この部屋を出ようと考えている理由は実はもう一つ(正確には二つ)あって,近所で建替工事が同時に2件始まるようです.11月から12月にかけてうちの裏のビルの向かいが解体工事で,基礎をはつっていたのでその無遠慮な騒音にかなり苛立っていました.これが今度はうちの向かいのビルの裏側とその隣とで同時発生するのです.どんな解体工事をするのかが知りたかったですが,片方は近所の会館で説明会なのでもちろん行かず,片方は一軒一軒訪ねて人が説明にきたのですがその時に聞きそびれて(区役所の指導した形式通りの説明でしかなく,変更の余地がないなら訪ねてくる意味はないだろう,と遠回しに指摘したらその人が黙ってしまったのですよね),結局よく解りません.あまりにひどいようなら,また引越を検討しなくてはなりません. この部屋,管理会社や設備,さらには周辺環境が悪いのですが,中の空間は広めのワンルームで使い勝手がよく,東京の中の地理的位置も好都合です.そしてどうやら上階の住人にはまずまず恵まれているよう.何を捨てて何を取るか,ですね.
by d_ama
| 2006-12-13 23:38
| cities/architecture
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