2005年 12月 23日
上野の「みはし」で,ところてんを食べているとき,隣のグループから「プロテクター」とか「父母と先生の会」とか,すごく聞き覚えのある単語が飛び交っているのが聞こえてきました.開成に息子を通わせている母親達の集団だったようです. そのときふと思い付いたのですが,学ランの「ラン」ってなんだべ?という話になり,しばらく放っておいたのですが,以下調査結果を. 「学ラン」は「学生のランダ」のことで,「ランダ」とは「オランダ」ないし"Holland"からきた言葉ですが,意味は「ランダ」がすでに「洋風の服装」を指していたよう.つまり,「学生の洋装」ですね. cf. 「ランドセル」は,オランダ語の"ransel",背嚢という意味で,学ランとは関係ない様子. まあ,語源を知るのも大事ですが,その言葉の実際の使われ方を知るのもそれはそれで一苦労です.特に,大正時代の日本語を読んでいると,意外な言葉が意外な用法で使われていたり,結構難しい外来語がそのまま使われていたり,現代ではまず通用しないだろうと思うような故事成語があったりと,面白いです.
by d_ama
| 2005-12-23 00:14
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