2011年 02月 01日
……さらば与えられん(授業コマを). 風邪薬で眠いせいか,もともと時代が近すぎて微妙ゆえに決めかねるのかよく解らないのですが,この空欄に何を入れようかなと迷いながら今日は多分寝ますです.時代化できない人というのもいて,例えば鈴木博之先生は時代の中に置いて語ることができるけど,井上章一先生はできない.藤村さんだって時代の中に置いて語ることができるのに(本人がそのように振る舞い語ってきたからだけど)五十嵐さんはこの中に置けない.建築家を置くなら簡単で伊東豊雄さん一択です.しかしこれは建築論の授業.となると,誰に代表させるのかよく解らないなあ,と思ったのですね.まあ,このシラバス作り始めてまだ1時間くらいしか経っていないんですが……おやすみなさい. 授業計画 前期 1授業へのイントロダクション:「日本」「近代」 2日本へのイントロダクション:「建築」の制度 3日本へのイントロダクション:「建築」の概念 4様式本位の建築:辰野金吾 5「建築史」の成立:伊東忠太 6工学としての建築:佐野利器 7設計基準と「芸術」:野田俊彦 8「芸術」の反逆:後藤慶二 9二分法の統合へ:森田慶一 10田園への展開または逃避:堀口捨己 11建築の階級闘争:山口文象 12「建築外」の思考:今和次郎 13「日本的なるもの」:丹下健三 後期 1国民的建築家:丹下健三 2「ヒューマニズム」:濱口隆一 3マルクス主義と建築:西山卯三 4コンペ,景観──闘う建築家:前川國男 5孤高の数寄屋:吉田五十八 6縄文と弥生──伝統論争?:白井晟一 7批評家と巨大建築論争:板垣鷹穂/神代雄一郎 8メタボリズム:菊竹清訓/黒川紀章 9廃墟の建築家:磯崎新 10建築は兵士ではない:鈴木博之/藤森照信 11負ける建築:隈研吾 12 ←【ここ!】 13アーキテクチャ:塚本由晴/藤村龍至
by d_ama
| 2011-02-01 05:24
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